ミラーツインとは?身体的な特徴や性格について
双子と言えば、多くの人が同じ顔や体型を持つ二人を思い浮かべますよね。しかし、その中でも特に興味深いのが「ミラーツイン」と呼ばれる一卵性双生児。
ミラーツインとは、一卵性双生児の中でも左右対称の特徴を持つ双子のことを指しています。そこでこの記事では、ミラーツインの特徴やその不思議な世界についてご紹介したいと思います。
ミラーツインの身体的な特徴について
ミラーツインの一番の特徴は、その左右対称性です。具体的には以下のような身体的な特徴が挙げられます。
利き手が左右逆
例えば、兄が右利きであれば弟は左利きというように、左右の利き手が逆になることがあります。
つむじが左右逆
兄のつむじが右巻きであれば、弟のつむじは左巻きであることが多いです。
ほくろやあざの位置が左右対称
兄の右肩にほくろがあれば、弟の左肩に同じような位置にほくろがあることがあります。
虹彩や皮膚のパターンが左右対称
目の色や模様、皮膚の模様などが左右対称になることがあります。
虹彩(こうさい)とは、眼球の前面に位置し色を帯びた部分のことです。水晶体の前に広がる膜であり、その中央には瞳孔があります。虹彩の平滑筋は瞳孔の大きさを変えて、網膜に入る光の量を調整します。虹彩の色はメラニン色素の量によって異なり、日本人では主に茶褐色が一般的ですが、薄い青から濃い茶色までさまざまな色合いが見られます。
歯並びが左右対称
歯の生え方や形が左右対称になることがあります。
指紋が似ているが完全に一致しない
ミラーツインの指紋は非常に似ていますが、完全に一致することはありません。
内臓の位置とミラーツインについて
ミラーツインの中には、極稀に内臓の位置が左右逆転しているケースもあります。
これを「全臓器反転症」と呼びます。例えば、心臓が通常とは逆の右側に位置していたり、肝臓が左側に位置していたりすることがあります。
このようなケースは非常に稀ですが、医学的にも興味深い現象として現在も研究されています。
性格や嗜好の違い
ミラーツインは外見だけでなく、性格や嗜好にも鏡像的な特徴が現れることがあります。例えば、兄が活発で社交的な性格であれば、弟は内気でシャイな性格になることがあります。また、生活習慣や睡眠パターンも鏡像的に異なることがあります。
これらの違いは、双子が成長する環境や個々の経験によっても影響を受けるため、一概には言えませんが、ミラーツイン特有の現象として興味深い点ですよね。
ミラーツインの発生メカニズム
ミラーツインが発生する理由は完全には解明されていませんが、受精卵の分裂が受精後9~12日以降に発生した場合に起こると考えられています。
この時期に分裂が起こると、胚の左右が対称になる可能性が高まります。しかし、正確なメカニズムについてはまだ研究が続けられており、今後の発見が期待されます。
ミラーツインの割合と定義
ミラーツインの割合は、一卵性双生児の約25%と推定されています。しかし、これはあくまでも目安であり、調査結果によってばらつきがあります。また、何をもって「ミラー」とするかという定義も実は明確ではありません。
身体的な特徴だけでなく、性格や嗜好、内臓の位置まで左右対称になるという非常に珍しい形態であるため、研究の対象となることも少なくありません。
我が家の場合
我が家の双子は一卵性双生児ですが、
一人は右利き、もう一人は左利きです。
お箸やハサミの練習のときに一人は左手を使っていたのでお箸トレーニングのグッズやハサミも左利き用を買いました。
店頭になくてもネットで買えるので、左用を買うのは苦にならなかったですね。
左利きのままだと日常生活で不便なところがあるのかなと思い右手に直してあげるべきかちょっと考えましたが、その頃、療育にも行き始めており、療育の先生にも相談してみて我が家の場合には、無理に右手に直すのはしないでいこうということにしました。
また、我が家の双子以外にも身内に他に一卵性の双子がいますが、やはり同じように利き手が右利きと左利きでした。
あと、我が家の双子の性格については、
二人の性格は双子だと忘れてしまいそうなくらい違います。
ミラーツインの話もありつつ、ママ似とパパ似の性格をそれぞれが、一人はママ似、もう一人はパパ似と各々譲り受けたのもあるかなとも思ったりしますがじっくりマイペース系と、活発な陽キャラ系です。
一卵性ならではの似たところもありつつ、性格が違っていて面白いですね。
まとめ
ミラーツインは、一卵性双生児の中でも特に興味深い存在です。
その特徴的な左右対称性や、内臓の位置の違い、性格や嗜好の違いなど、多くの不思議が詰まっています。現代医学や心理学においても、まだまだ解明されていない点が多く、今後の研究によってその謎が解き明かされることが期待されます。
ミラーツインの世界は、私たちに人間の多様性と驚きを改めて教えてくれる存在と言えるかもしれませんね。
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